WineBox #1 「Stick to the JOYous side!!」
​インタビュー: 大迫佑磨(Orland) 

 

ヒップホップ、バンド、クラブなど、その昔から独特で濃いカルチャーを形成してきた名古屋。
その中でも、この3界隈をオーバーラップさせ、自由なスタイルで他者の追随を許さない4人組バンドOrlandが2020年4月22日に5年ぶりの作品『Cut Life A City』をリリースした。

WineBoxの中の人は名古屋にルーツを置いているため、今回のリリースを聞きつけ、喜び勇んでWineBox第一弾のプレイリストキュレーターをフロントマンの大迫佑磨氏に依頼してみたところ、快諾してくださった。ナイスガイ。

(ちなみに、WineBoxのキービジュアルも名古屋を拠点に活動するアーティスト伊藤洋平さんに描いていただいている)

 
今回のプレイリストのテーマは「Joy」。
 
 
 

Orlandらしさが込められた選曲となっている。
例えばこんな曲が入っている。
ー『Just as Long as We’re Together』Prince ー
「君がワインを用意して、僕が音楽を決めるから」という歌詞が入っていて、"早速小憎い演出をしてきたな!"と思った次第である。

 

「名曲の歌詞は結構意識して聴いてて、この曲は入れたいなと思って早い段階で決めてました(笑)選曲するにあたって、最初は難しいと思いました。最近はBPMゆるめのR&Bとかを聴いてたので。ただ、DJやるときにディスコとか明るめの曲とか心があったまる曲を流していたこともあるので、久々レコードを手に取ったりして。AORも入れて変化球投げ込んで、楽しくできました。」


 

幼稚園の時からエレクトーンを習い、当時の先生からディスコミュージックを教えてもらったことが音楽的ル―ツとなっている大迫さんだが、中学のときからはギターを始め、メロコアバンドも組んでいたというから驚きだ。
最近の音だと、Armani WhiteやBrent Faiyazを聴いているとのこと。
根っからの音楽好きな彼の、最近の自宅での過ごした方は次の3つだそう。

1. 家でダラダラ過ごすときは、おつまみ作って飲んだりしてます。最近の流行りはガパオです。
2. 音楽をゆっくり聴く時間が最近なかったので、昔買ったレコードとかを聴き返したり新譜のチェックしてます。

3. 曲づくりしてます。

最近のGOOD NEWSも聞いてみた。

「まず、いい感じのEPができたこと。名古屋を拠点とする仲間たちの協力を得て、おかげさまで音源もデザインもすべて納得のいく作品ができたことに感謝しています。あと、念願だったカセットテープでのリリ―スもできて、やりたかったことが実現できました。」

リリース情報

タイトル: Cut Life A City

発売日:2020.4.22
形態:各種サブスク配信、カセットテープ(ONLINEで販売)

MIX/MASTERING:
DJ MITSU(nobodyknows+) 
https://nobodyknows-fc.com/dj_mitsu
ジャケットデザイン:
AIRS 伊藤敦士
http://www.on-airs.com/

5年ぶりのリリース、EP『Cut Life A City』について

5年ぶりの作品リリースとなりましたが、新作出そう!と思ったきっかけがあったのでしょうか?

「出したい気持ちはずっとありましたが、EPのコンセプトがまとまらないでいました。コンセプトが固まったので出そうってなったというのはありますね。」

それが、「都市での生活を切り取る」というコンセプトだったということになりますか?

まず、都会的な、がキーワードであって。シティポップとは関係なく。

で、メンバーのヒラタユタカが作ってきた「City Of Love」って曲の冒頭に街の音が入ってたことから、都市での一部を切り取るというコンセプトが出来上がっていきました。

都市での生活を俯瞰してみたときに、それぞれの曲がはまるなぁ~って。

当初は都市での1日=朝から夜中を曲で切り取っていくっていう案もありました。

 


 EPのタイトルは、それぞれの曲タイトルを繋げたものになっています。
これは意図的だったのでしょうか?

 

タイトルを色々考えてて1回違うタイトルにしていたんですが、曲タイトルを見てたら、言いたいことに繋がっていることに気づいて。

『Cut Life A City』って英語としてはおかしいけど、意味や言いたいことがわかりやすく伝わるし、この造語感もいいなと思って決めました。 」

『Life』では、名古屋のラッパーの「Takakoh」をフィーチャー。
Takakohさんとの出会いは?

「名古屋で「New Jack」っていう若年世代がやってるHIPHOPのイベントがあって。

OrlandもDJセットで出たりしてたんですけど、そこで一緒になってるうちに仲良くなりました。」

※New Jack-NAGOYA-
クラブを何店舗か行き来自由の名古屋最大級のサーキット型クラブイベント。【ALL GENRE】【RESPECT】【PEACE】という3ワードがコンセプトに毎回異常な盛り上がりを魅せる大人気パーティー。

Takakohさんのどんなところに惹かれましたか?

「Takakohは音楽の聴き方が幅広い。ヒップホップだけじゃなく歌謡曲とか。
音楽性が幅広いんですよね。

あとは見た目がいい(笑)

この曲はサビとトラックはOrlandで、ラップとリリックは全部Takakohにあずけました。みんな普段意識はしていないけど、ちょっとは感じていることだったり、多くの人が納得できる内容の歌詞が素晴らしいな、と。

「深夜3時の泣きたがり」とか。普段みんながあまり表に出さない部分を並べているリリックはさすがだと思いました。」

トラックでは、「kut klose」の『lovely thang』をサンプリング。
どうしてこんなアイディアが??

「最初はなしで作ってたけど、女性のエディット感のある声をいれたくてなりました。」

その他『Cut』『Ai No Karakuri』『City of Love』、どれも心地よいグルーヴで、聴くと得も言われぬ多幸感に包まれるOrland節の曲たちになってますね。

「そうですね、多幸感のある曲が好みではあるので、意図的に入れています。
トラックなのかメロディーなのか、どっちかもしくは両方で出すようにしています。
特に今作で言えば『Cut』、『Ai No Karakuri』はそのあたり意識しました。」

Orlandはこれまで歌詞のある曲もありましたが、どちらかと言えばインストバンドのイメージも少なからずあったのですが、今作は4曲すべて歌詞入りの楽曲になっています。

特に自分たちではインストバンドという意識はないが、、その時々でやりたいことに準じてやってます。

自分たちが手掛けている限りはどんなことをしてもOrlandらしさって出ると思ってるので、

やりたければデスメタルでもやります(笑)」

音楽なり映像なり、何かしらの発信をする者は「遊び場」を持っていることが多いが、そんな「遊び場」がクリエイティビティを刺激し、カルチャーを作り上げている。

Orlandも名古屋の「遊び場」が育てたバンドだ。

大迫さんがオススメする、若手発信の名古屋の遊び場は前出の「New Jack NAGOYA」の他にも、「TOUCH&GO」通称タチゴーなどがある。

今、オンラインで発信する取り組みなども行なわれているので、リアルに足を運べる日まではオンライン配信などで楽しんでみてほしい。

Orland大迫佑磨さん、ありがとうございました!

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