Playlist by Deanna Woo (J-POP Music Group
選曲:ディアナ・ウー(J-POP Music Group)
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今や日本だけでなく、世界を巻き込んでエンターテインメントシーンの重要ジャンルとしてポジションしているK-POP。

今回のミュージックセレクターは、K-POPシーンの舞台裏を支えるひとり、ディアナ・ウーさん。

彼女はアメリカで生まれ育った韓国系アメリカ人で、弟はK-POPアイドルのケヴィン・ウー(元U-KISSのメンバー)。
アメリカからルーツのある韓国へ、そして現在は日本を拠点に置きながら、日本と韓国はもちろん、諸外国のクリエイティブ/エンターテインメント産業をつなげる役割を担っている。

そんなディアナさんが作成してくれたのは「K-POP」一色のプレイリストだ。

About Music and Wine

―どんなことを意識して選曲しましたか?
弟の曲や彼が所属していたU-KISSの曲など、私が関わったアーティストたちの曲を何曲か入れていますが、K-POPの新旧を網羅するヒットリストです。私目線のK-POP入門的プレイリストになっているのでK-POP聴かない、知らないという方にも楽しんでいただけると思います。
 

―影響を受けた音楽について教えてください。
セリーヌ・ディオンやシャナイア・トゥウェインといったパワー溢れる女性シンガーたちの曲を聴いて育ちました。歌唱力の素晴らしに圧倒されていました。彼女たちのように強く美しく自信に溢れた女性像は憧れでした。あんなふうになりたいなと思っていましたね。
 

―最近のお気に入りの音楽は何ですか?
ここ数年は、R&Bやポップ、ハウスやEDMなどを聴いています。バラードや感情的な曲も好きです。ここ最近は懐かしい音を求めているかも。例えばエリック・クラプトンの『Change the World』などでいい感じに懐かしさに浸っています。
 

―音楽の情報はどこから得ることが多いですか?
音楽と近い距離にいる弟や、友達との会話やSNSから情報を得ることがほとんどですね。Spotifyの「Pop Rising」は最新音楽が詰まった素晴らしいプレイリストで、ブレイク必至の曲たちを一早く知りたいという方にオススメです。

―音楽と一緒にナチュラルワインを楽しむことを推奨するWineBoxのコンセプトについてどう思いますか?
 音楽を楽しみながら美味しいワインを飲む場面が多いので、コンセプトは革新的で楽しいものだと思います。特定の曲に合わせたワインが場の雰囲気を演出し、様々な思いを届けてくれることでしょう。ワインと音楽のペアリングは、ワインと料理のペアリングのように、記憶に残る思い出にしてくれると思います。
 

 

日本を拠点にエンターテインメントの舞台裏を支えるディアナ・ウー 

インタビューを読む

 
Wine select by Mami Yamada (La coccinelle)
ワインセレクト:山田マミ(ラ・コクシネル)

「花束を買うように、ワインを買う。」
ちょっと難しそうなワインを、もっと感覚で楽しむ。
お客さんの気分に合わせてカクテルを作ってくれるバーテンダーのように気分に合わせてワインを選んでくれるのがワインフィッター。

店舗も在庫も持たず、お客様のご要望に合わせてセレクトし、仕入れを行うワインフィッターという新たな職種を作り上げた山田マミさん。

 

山田マミ
La coccinelle 代表 

Winefitter®

 

「造り手さんやインポーターさんに還元するためにもっとワインを売りたい」と語るマミさんは2021年1月より『ワインフィッター 6ヶ月実践プログラム』を開講。
ワインの楽しさを伝えるワインフィッターを全国に増やすのが目標だ。

「ワインは造り手さんが一番大変だと思っています。
造り手さんが愛情をこめて作った1本、それを輸入してきたインポーターさんの思いを感じたらワインってキラキラした世界観だけじゃなくてちゃんとそれを売ってお金に換えて、回収した代金を造り手さんやインポーターさんに還元する仕組みを作っていかないといけないと思うんです。」

ワインは、「時間と場所、人の想いが液体に変わった飲み物」、そしてその魅力は飲むと感じられる産地の太陽、潮風やハーブの香り。
世界中それぞれの産地でそれぞれの造り手さんが天塩にかけて作ったワインは当然、それぞれに個性がある。
残念ながら一人のワインフィッターが紹介できるワインには限りがあると考えたときにノウハウを伝授してワインを売る仲間をつくっていくことを決めた。

「8年やって、6畳一間のスペース、女性ひとりで40半ば。体力的なことを考えると、自分の手で梱包して出していくのに限界が見えたんですよね。試飲会で200本ご紹介いただいても取り扱えるのは数種類。もっと売りたいのに売れないジレンマだったり期待に応えられない申し訳ない気持ちだったりもっと色んな魅力的なワイン、楽しさを伝えたいのに私には限界だなというのが見えてきました。一人で手漕ぎの船でやってきたけど、船を大きくして、乗組員(スタッフ)を増員するか、私のような釣り人(ワインを売る人)を増やすかの二択しかなかったんですよね。
釣り人を増やしたほうが面白いと思ったのでプログラムを作りました。」

人の個性の数だけ、ワインの種類が存在する。釣り人を増やせば、釣り人各々の感性でチョイスしたワインを販売するため、マミさんの範疇を超えた多種多様なワインを紹介できるという図式だ。

「ワインって人と産地と品種と作り方。この掛け合わせで無数になる。他のお酒にはない種類の豊富さがって、人の個性ともリンクすると思っています。売り手が変わると売るものが変わって飲み手が変わる。多様性に応えられる。だから私がこの売り方を独り占めしたらもったいないんですよ。」

ワイン業界に20年のキャリアを持つマミさんによると、著名人の評価やヒエラルキーで格付けが行われていたワインの世界が、SNSの普及により傾向が変化してきているという。

「みんなのLIKEがものを動かす時代になって、有名人の言葉だけに影響力があるわけじゃなくなりました。素人の誰かが言った一言がめちゃくちゃバズるとか友達が食べていたものがおいしそうに見えて、そこにみんなが殺到するとか購買行動が変わったんですよね。
有名な誰かの一言より、身近な人が好きといったものが売れ始めるという世の中になってきたので、ヒエラルキーの塊みたいなワイン業界でしたが、トップソムリエがいて、資格持っている人が偉くて、影響力がある人が言ったものが絶対で、ペアリングという絶対的なものがあるというところがもっと崩れていったらいいなと思っています。」

知識ではなく、売り手の個性や好みが、誰かの完璧になる。
そんな時代がやってきた。

 

今回はそんなマミさんが、マミさんの個性でK-POPプレイリストに合うワインをセレクト。

  • La coccinelle
  • Instagram
About Music and Wine

今回のワインセレクトに寄せて

 

「辛いものに合うとかキムチに合うとか具体的な韓国料理に合わせるのは普通の韓国料理ペアリングを考えればいいだけなので、
音楽からのインスピレーションで合わせるというのは"味"ではないので、プレイリストを聴いたニュアンスでイメージしてみました。
K-POPは楽曲もダンスもかなりクオリティーが高くJ-POPよりずっと洋楽に近い感じがありますが、やはりどことなく懐かしい哀愁漂うアジアンテイストな要素もあり、日本人に親しみやすい感じを受けました。ということで、ワインも洗練されていながらどことなく親しみやすく、異文化の融合を感じさせる味わいやストーリーのものを選びました。」

2本セットとなる今回のWineBox、セレクトしてくださったのはどちらもフランスの生産者の作品で、産地はアルザスとサヴォワ。

「サヴォワのワインは輸出量が全体の数パーセントと言われていて、もともと数も少ないマイナーな産地なので、飲んでいる人が少ないというか見つけられないんですよね。決して珍しくはないけど日本人にとっては珍しい、新しい。だけど輸出量が少ない、外に出ないということは要するに地元に根付いているということ。地元の人がずっと飲んでいるものは家庭料理にも合っているということで、
懐かしさ=普遍的な味なんだと思います。新しいもの懐かしいものを考えたときにサヴォワが出てきました。酸もなく、緩く楽しめます。

オレンジワインも様々な考え方がありますが、最近出てきたけど古き良きもの、新しいようで古いんですよね。ジョージアではずっと作られてきていますし。それでオレンジを入れたいな~と思って、思い入れがある造り手さんのオレンジにしました。」